コラム

平成30年2月度 箕面景況調査2018年04月01日

平成28年4月より 市内小規模事業者様を対象に、景況調査を実施いたしております。

平成30年2月の箕面の景気の実感は、下記のグラフのようになりました。今回は悪いと回答される方が多かったです。内容を見ると外部環境の変化に対して、お悩みの事業者様が多くおられるようです。


去年の今頃と比べた景気の実感:良い

事業拡大に伴い、経営ビジョン明確化の必要性を感じている(サービス業)

海外からの受注が増えているが、貿易リスクへの対応が課題である(卸売業)

下請け仕事が多いため大手の方針に振り回されるが、中小で全て対応するのは非常に厳しい(建設業)

同業者の廃業、代表の腕の良さもあり、受注は増加傾向(建設業)

去年の今頃と比べた景気の実感:変わらず

現状は幸いにも取引先から安定した引き合いを得られている。(建設業)

近くの100円ショップにない、または品質に不満だったと一度100円ショップに行ってから来店されるお客様がほとんど。(小売業)

去年の今頃と比べた景気の実感:悪い

近くの個店が廃業してしまったからと、遠くからわざわざ来られる年配のお客様がいる。若い世代はネットで済ませてしまうため、当店のような業種は廃業傾向だ。(小売業)

国内需要が減少しており、一般販売、法人卸ともに減少している(卸売業)

顧客対象は高齢者が多く、どんどん顧客が減ってきており売上が大きく落ち込んだ(小売業)

建設の景気が良いと世間は言うが、忙しくなっただけ。なぜなら、職人の単価はこの数年で大きく下がっているからだ(建設業)

消費税の支払いが苦しい。増税なんてとんでもない(小売業)

ちょっと寄ってみる形態のお店ではなく、目的をもって訪れる業態であるので、客足は寒さによって影響されると分析している。今年は寒いため客足がにぶっている。(サービス業)

小規模事業者持続化補助金で次の手を打とう

さて、ルイス・キャロルは小説『鏡の国のアリス』の中で、登場人物に以下のように発言させました。「同じ場所にとどまるためには、全力で走り続けなければならないのだよ。」同じようなことがビジネスにも言えます。事業を持続させていくことは、下りのエスカレーターを上るようなものなのでしょう。

今まで事業を継続されてきた方におきましては、エレベーターを上り続け何とか同じ高さを保っているというイメージを抱く方が多いのではないでしょうか。小規模で事業を行っている方々は、何か革新的なことに挑戦しよう!と舵をとれる方は少なく、現状を維持するために手を打ちたいが、いい手も思いつかないし、そもそも資金もないという方が、大半であるように思います。

しかし、長く経営を持続してきたことはすなわち、選ばれてきたことの証明であり、今後も持続するヒントは今までの知恵と工夫と経験に必ず存在します。その知恵・工夫・経験を洗い出し、それをもとに今後の経営方針を決め、地道な販路開拓等、どんな手を打っていくか決めた事業者様に、その一手にかかる費用の3分の2(最大50万円)を補助しようという補助金の公募が3月9日に開始されました。これが小規模事業者持続化補助金です。

当補助金を受けるためには、小規模事業者であることと、今後の経営計画と打つ手の内容(補助事業と言います)を作成し、その有効性などが承認される必要があります。詳しくは箕面商工会議所中小企業相談所までお尋ねください。

箕面商工会議所では、小規模事業者持続化補助金に関する相談を無料で受け付けております!

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